TCTC解散


昼に友人から「クーパー解散」と一報が!
え〜〜、ちょっと〜〜〜。2週間前に来日ライブ見たばっかりじゃん。それってどうなの?
tctc
クーパーっていうのは、私の”息子バンド”(音はそこそこでも、若者の一生懸命さ故許せてしまうバンドのこと)の一つで、2001年のフジロック初来日からライブを見続けてきました。
デビュー当時は本国イギリスでもNMEあたりが結構持ち上げていたのですが、マスコミは適当ですからねー。中堅バンドに入った現段階で、彼らも色々考えたのでしょう。

基本的に、革新的な音を出すタイプのバンドではなかったです。
本人たちはひとひねりした音を出してみたいらしく、色々ピコピコとアレンジを試みていましたが、むしろキャッチーなメロディを書く能力に長けていたので、もっと気を抜いて作りゃあいいのにな〜、と何度思ったことか。

でも息子バンドの余計なアレンジって、見守る側からすると可愛いんだよね〜。そういう無駄な努力さえしようとしない糞バンドもあふれてるんでね。
そこら辺、クーパーは実に真面目なバンドでした。
は〜…、息子に先立たれた母の気分よ。

ダミアンがやってくる


しまった。
今年のフジロックにダミアン・ライスが決定してしまった。

「ん〜、フジ〜?
ダミアンかルーファス・ウェインライトが来るなら行くよ」
(意訳:たぶんフジ行かないわ)
って言ってたら、追加発表されてるじゃん。
フジ日帰り決定だー。

damien

写真で振り返る一週間


必死に仕事をしつつ、何やら色々あって目まぐるしい1週間でした。
放りっぱだったブログをまとめてアップです。

■「サイドウェイ」を見る
sideway
人生しょぼくて何が悪い!という、大人の心にしみる映画です。
こういうもんだよね、生きていくってのは。
友人から、監督のA・ペインが「ハイスクール白書 優等生ギャルに気をつけろ!」(傑作)を撮った人だと聞き、大いに納得しました。
あのM・ブロデリックもしょぼかったよなー。

■「ダスト」めでたく地上波放映される
david
この夜はパンツの裾上げ2本する予定だったのに、
やっぱり見てしまいました。
物事は語られることによって初めて存在する、という哲学のような主題を
G・マルケスばりのノリで映画化したM・マンチェフスキーの傑作。
そしてこの映画はD・ウェナムが主演しているという点においても見逃せないのです(私にとってな)。

■夜の野獣ライブ
mani
現地妻でもいるのでは?と疑ってしまうくらい頻繁に日本にやってくるマニさん。
今回はL・アルケッティと「夜の野獣」としてのライブでした。
火は燃やすわ皿は叩くわ、相変わらず笑えて、でも恐ろしい超絶テクを披露したライブに大満足。

そんでもって本日からメルボルンへ行ってきます。
D・ウェナム主演の舞台「シラノ ド ベルジュラック」見てきます。
楽しみー!

社長危うし LCD Sound System


週末の土曜日はLCD Sound Systemのライブ行ってきました。
LCDは、DFAレーベルの社長ジェイムズ・マーフィー御自ら活動なさっているバンドです。
とりあえず上げ上げが特徴。

ライブ前に2 many djsの片割れやらがDJしてましたが、意外とロック色低めでしたね。
DFAだからそっち方面を期待してたのになあ。

で、ライブですがいきなり「Beat Connection」から始まりました。
さすがおじさんバンドLCD、客の掴みをよく心得ています。
ちなみに私、新譜聞かずにライブ行ったんで
「どうしよう、知 っ て る 曲 あ と 2 曲 になっちゃった…」と少し心配になりました。
しかしこの心配をあざ笑うように繰り出されるハイな曲の嵐。スローな曲が一曲もありません。正直30代にはハードです。

でも本当にハードだったのはジェイムズ本人でした。
MCで開口一発
「Sorry.I’m sick.」

えー!?ちょっと待ってよ。
Thank you for coming でもなく I love Japanでもなく、それが第一声〜?

James 1
そんな訳でカミングアウト以降、社長のシャウトする顔が苦しそうにしか見えなくなりました。でも曲は容赦なくハイテンション。満杯の客も容赦なくハイテンション。

そしてアンコールの締めはもちろんお約束「Yeah」。なんかバンドもフロアも自棄クソとしか思えない異様な盛り上がりでしたよ。
目の前にいたアーランド・オイエ(c:kings of convenience)似の青年が強烈なダンスを繰り出すので、それにも腹抱えちゃったしな。
楽しい週末でしたー。

Alexander試写会やらThe Faintライブやら


普段は引きこもりがデフォですが、今週は色々と動いてみました。

14日(金)は友人Sちゃんのお供で「アレキサンダー」試写会へ。
ラッキーな事に監督のO・ストーンと主演のC・ファレルの記者会見見学付きです。
本物のコリン、ヤバいくらいにカッコいい…。もっと傍若無人かと思っていたのに、むしろキュート。
仕事で来たと思われる隣の男性が記者会見途中で爆睡体勢に入るのを尻目に、私は目ん玉ひんむいてコリンをガン見してました。

oliver_colin

夜は映画にちなんだ食材での晩餐会の後、お待ちかねの試写スタート。
前評判では「ラジー賞確実」とまでケナされていましたが、いやいや、良かったですよ。確かに、スカッと気晴らしするために映画を見る層には受けないと思うけどさ。
O・ストーンは、アレクザンダーを相当ナイーヴな人物として撮ってます。
戦闘シーンは所々ベタすぎる演出がありますが、いい出来。戦とか馬とかに無条件に弱いからかな、あはは。
あとヴァル・キルマーの演技が最高だったですよ。ただヴァンゲリスの音楽は最低だったですよ。
公開されたら改めて見に行こうと思います。

翌15日(土)はThe Faintのライブへ。

彼らはネバダ州オクラホマからやってきた、ポスパンの奇形児バンドです。
音はニューウェイヴ+パンク+ゴス(曲によってはJポップ歌謡のベタさも加味される)ってなカンジでしょうか。大体こう書いただけでキワモノ臭が漂うよね。

thefaint

こう言っちゃうと申し訳ないのですが、ファンだから!というより笑いたいから!という理由でライブ会場へ足を運んだ訳ですよ。

いやね、もう行っといて大正解!Faint最高!早くも今年のベストライブにノミネートだ。
だって本当に期待を裏切らないんだもん。隣にいた友人、ライブが始まっての第一声が
「 気 持 ち 悪 い ! 最 高 ! 」
でしたからね。

会場満杯の若者たちは異常に楽しそうに踊りまくっていました。
あー、いいライブを見たなあ。