プライマルの新曲『Where The Light Gets In』がいい


長いこと気力・体力が無くロックを追えなくなってきていました。
ところが来月3月にプライマルがニューアルバムを出すにあたり、
早速新曲『Where the light gets in』を切ってきましたよ。

プライマルは私のライフワーク。
ボビーは私の王子様。
そんな訳で、そろそろロック再始動することにしました。
新曲のYoutube下に貼っておきますね。

新曲はニューオーダーっぽくて、実にキャッチーです。
スカイ・フェレイラちゃんが自分の倍くらいの年齢のおじさんボビー相手に精一杯で、実に可愛らしい。
ケイト・モスとのデュエットの時みたいな手垢の付いた感じがなくて、いい意味でのB級感があります。

あと気になったのはボビーのスーツ。

20160207_wherethelightgetsinあれ?このサイドのゴージャスな刺繍って…

Bobby Gillespie of Primal Scream Married Katy England at St. Margaret's Church
自分の結婚式の時着てたスーツだわ。
10年前と体型がまるで変わらないボビー。やっぱり素敵。

LFJでエル=バシャを聴きました


GW終わっちゃいましたねえ。
今年はラ・フォル・ジュルネ(LFJ)でエル=バシャのベートーヴェンを聴いてきました。

気合いを入れて先行でチケットを取るくせに、GWは何故かダウナー状態になり毎年行かずに終わっていたLFJ。
実はエル=バシャの他にベレゾフスキーのチケも押さえていたのですが、これはやっぱり行かなかったのです。
しかしエル=バシャは友人と一緒に行く約束をしていたので、流石にすっぽかせませんでした(笑
ミラノダービーを見て寝不足のまま、フラフラ状態で会場へ。

やっぱり来てみるものです。
エル=バシャの弾くワルトシュタインと熱情、ものすごーーーく良かったです!!
緻密で理知的で、決して感情に突っ走らない抑制の利いた美しさ。
泣きそうになっちゃいましたよ。
この人の出す音が、私はとても好きです。

実は素敵なオマケがありました。
会場のよみうりホールを出た後、友人の傘がないことが発覚し、急いでホールに引き返したのです。
結局届いておらず、しょんぼりしながらエレベーターに向ったら、なんと会場を出るエル=バシャさんご本人と一緒になりました!

握手してもらっちゃいましたよ。ふふふ。暖かくてフカフカ柔らかな手でした。
その後エル=バシャさんは、マネジャーさんらしき方とLFJの他会場へのんびり歩いて行きました。

20140507_LFJ

バックパックを背負い、ガーメントケースもシャツも手持ちで移動するエル=バシャさん。
人柄が垣間見え、音はもちろんご本人もますます好きになりました。
いいGWだったわ〜。友人Y(&傘)に感謝です。

ポゴレリッチ@サントリーホール 行ってきました


GW最終日の5/5、サントリーホールにポゴを聞きにいってきました。
5/3のLFJ公演を体調不良で断念したので必死でした。
だって私は10代の時、ポゴのLPをジャケ買いした過去があるのです。カミングアウト。
ついでに書いとくと、C・クライバーもジャケ買いしたことある(笑)

プログラムは
■ショパン:夜想曲18番ホ長調 op.62-2(当日変更)
■ショパン:ソナタ3番ロ短調 op.58
■リスト:メフィストワルツ
————————————————–
■ブラームス:間奏曲イ長調 op.118-2(当日追加)
■シベリウス:悲しきワルツ
■ラヴェル:夜のガスパール

ステージだけがぼんやり明るく、客席暗闇なのは前回の来日同様。でも今回はちゃんと燕尾服を着てたんで安心しました。
でも服で安心してたら、肝心の音でパンチを喰らいましたよ。

ポゴは極限までテンポを解体して引き延ばし、前半の演奏だけで1時間30分掛かったのです。後半も同様。
もうどれ位スローかって言うと
0506_pogo
私は貧民席にいたので、ポゴの手元がよく見える位置でした。確かに自分でめくってた。それも2回。

休憩時間中には「勘弁してくれ〜」「集中力が持たない…」「試されてる」といった周囲のお客さんの声が…。
ロック→クラシックという音楽変遷を辿っている私は、ものすごーく面白く聞きました。
曲・メロディといった単位ではなく、音自体・リズムという単位で音楽を聴くのに慣れていると、割と抵抗感薄いのかもしれません。

でも家に帰って、普通に演奏されている『ガスパール』(大好き!)のCDを聞き直し
「あ〜、これ聞けたら気持ちよかったろうなあ〜」とも、やっぱり思うのです。
次はいつ来日してくれるかな。キャンセルは勘弁な。

コバケンの裾幅


水曜日に友人が誘ってくれたので、コバケンの振る
■ムソルグスキー/展覧会の絵
■チャイコ/弦楽のためのセレナード
■チャイコ/1812年
■ドボルジャーク/ユーモレスク <アンコール>
を聞いてきました。

どの曲もメジャー所でものすごーく楽しかったんですが、もう一つ楽しかったのがコバケンの裾幅。
kobaken
動きやうなり声と相まって、すっごく可愛らしかったです。
そんなコバケン、来月のお誕生日で古希を迎えるそうですよ!これからも元気に振って欲しいものです。

M・シュタットフェルト/むしろバッハより…


週末6日はM・シュタットフェルト@杜のホールはしもと を聞きに行ってきました。
そう言えば前回聞いたのもちょうど2年前の6月です。「6月は来日」って決めてるのかな〜。

この日のプログラムは
■バッハ:ゴルトベルク変奏曲

もともとバッハでデビューした人だけあって手慣れたものでした。
ん〜、でも何なんだろう?強音の打鍵が跳ねすぎる感じ?
CDじゃ全然感じないんだけど、実際に聞くとこれが結構バッハ独自の重みを消してる気がする。
そこがシュタットフェルトの解釈/スタイルで、聞いていて面白くもあります。

演奏中「この音だったら、プロコフィエフの戦争ソナタとかトッカータあたりが似合いそうだな〜。なんで録音しないんだろ?」とぼんやり考えていました。
そうしたらアンコール、まさに来ました!プロコのトッカータ!

<アンコール>
■プロコフィエフ:トッカータ (絶品)
■バッハ:シチリアーノ

終演後営業サイン会があり、基本ミーハーの私は当然参加ですw。
シュタットフェルトに「あなたはもっとプロコ弾くべき」とお願いしたのですが、本気でレパートリーに加えてほしい。
来週は「平均律クラヴィーア」のプログラムの方に行くのですが、その時のアンコールに何が来るか楽しみです。