昨日2月12日、A・マックイーンの訃報が発表されました。
自宅のアパートメントで首を吊っていたそうです。享年40歳でした。
折しも前日からニューヨーク・ファッションウィークが始まったばかり。
ワクワクしながら日課のファッションブログ巡りをした途端にこのニュースですよ。正直一日へこみましたね…。
自分が作り出したいものと、ビジネスとして求められるものの差異。
クリエイティビティを仕事にしている人間なら誰しも苦しむ問題でしょう。末端に位置する私のようなものでも悩むんです。ましてやビッグメゾンのトップであったマックイーンの心労なんて考えるだに恐ろしい…。
創造性よりマーケティングが重要視され、才能がビジネスに換算され消費されていくようになったのって何時頃からでしょう?
10代の頃賛嘆の念で雑誌ページで見たC・ラクロワはオートクチュールから身を引き、Y’sは破産申請する時代です。
そんな中、着られるかどうかより、布で何が出来るのか?とファッション界で気を吐いていた天才マックイーンがこんなことになるなんて、もうホント参っちゃいますよ〜。
同じく創造性第一主義カテゴリーに属するJ・ガリアーノあたりも危険じゃないのか?と勝手にハラハラしてみたり。
現在ニューヨークのマックイーンのブティックは閉められていますが、ファンがウィンドウ前に献花しています。美しい写真だったので貼ってみました。